国民民主党和歌山県連では9月21日(月・祝)、ダイワロイネットホテルにおいて、寺島実郎氏を招き講演会を開催しました。寺島氏と岸本周平県連代表とは、旧知の仲であり、現在でも寺島氏が主催する勉強会に参加し、岸本県連代表は弟子を自称しています。
講演で寺島氏は、「現在の日本の状況は、日銀の金融緩和と年金基金による株価の買い支えのおかげで株価は上がり、経済がよくなっているように見える。しかし、実体経済は、少子高齢化、人口減少、格差の拡大、実質賃金の低下と非常に深刻な状況である。コロナ禍はこの状況をさらに悪化させており、このままでは若者たちは希望をなくし、日本の国際的地位はますます低下してしまう。これからの日本は、金融・株価中心の経済政策を見直し、健全な経済を取り戻し、これからの日本を支える産業を育てなければならない。政治では穏健保守リベラルの結集を図り、日本を偏った右派一辺倒からの脱却を図らなければならない。そのために、岸本周平氏の存在は非常に重要で、もっと活躍してほしい。本日お集まりの皆さんも支えてほしい」と述べました。
感染症対策でソーシャルディスタンスに注意をしながらの開催でしたが、会場には250人が集まり、熱心に寺島氏の講演に耳を傾け、講演会は盛会のうちに終えることができました。